シモンズ カスタムロイヤル ニューフィット マットレスレビュー|世界各地のホテルに何百泊もして感じた「高いほど良いとは限らない」寝心地
高いマットレスを買えば、それで人生が良くなるわけではない。

高ければ、自分にとって一番良いわけではない。
リッツ・カールトンやセントレジスのような高級ホテルの寝心地が良いのは、ある意味当然だ。数えきれないホテルのベッドで眠ってきた中で意外だったのは、ブランドの価格帯としては控えめなコートヤード・バイ・マリオット名古屋の寝心地が、非常に印象的だったこと。
- 仕事で海外を担当することが多く、世界各地のホテルに実際に何百泊もしてきた(マリオットのアカウント上はライフタイム宿泊実績825泊、プラチナエリート以上14年)
- 「なぜ良かったのか」を確かめるため、シモンズのショールームへ行き、上位モデルを含めて実際に寝比べた
- 高ければ好みに近づくとは限らなかった。一番好みだったのは、シリーズの最上位ではなくカスタムロイヤル ニューフィットだった
毎晩長時間、体を預けるものだからこそ、自分で試して、自分の体感で選ぶ
結論から
- コートヤード・バイ・マリオット名古屋のベッドの寝心地が、ブランドの価格帯以上に自分によく合っていた
- シモンズのショールームで、カスタムロイヤル・ニューフィット系の柔らかいモデル・カスタムロイヤル ニューフィット・ビューティレスト リュクス(上位モデル)まで実際に寝比べた
- 自分が一番好みだったのはカスタムロイヤル ニューフィット。コートヤードで感じた寝心地に、体感として非常に近かった
- 宿泊時にベッドのタグまで確認したが、品番は市販のカスタムロイヤル ニューフィットとは異なる表記だった。同一製品とも別製品とも断定せず、あくまで体感の近さとして書いている
- この記事は「これを買えば正解」という記事ではない。購入候補にしているなら、まず自分で試してから決めてほしい、という記事
なぜ、ここまで寝心地にこだわるのか
マリオットのアカウント上では、ライフタイム宿泊実績825泊、プラチナエリート以上14年。クレジットカード特典などによる宿泊実績の加算も含まれるため、825泊すべてが実宿泊という意味ではない。それでも、仕事で海外を担当することが多く、世界各地のホテルに実際に何百泊もしてきた。数は多くないが、様々な高級ブランドのホテルにも泊まったことがある(冒頭で触れた通り)。

これは自慢のためではなく、いろいろなホテルのベッドを比較できる立場にある、という記事の判断材料として書いている。
この記事のスタンス「ホテル専門家」でも「睡眠の専門家」でもない。あくまで、多くのホテルのベッドで実際に寝てきた一人の出張族としての体感を書く。
寝心地にここまでこだわるようになったきっかけは、ホテルの経験だけではない。以前、一時的な借り住まいのために、とりあえずの選択としてタンスのゲンで約1万円のマットレスを購入したことがある。レビュー評価は非常に高かった。ただ、実際に使ってみると自分の体格に対しては薄く、寝ると底付き感が強かった。「柔らかい」という好みの問題ではなく、単純に体を十分に支えてくれていなかった。返品も考えたが、大型商品の返品送料は自己負担で、本体価格との兼ね合いを考えると現実的ではなく、結局そのまま使わないマットレスが手元に残った。
この経験から、マットレスは購入価格だけでなく、厚さ・支持性・試用制度・返品条件・返品送料まで確認してから選ぶべきだと考えるようになった。ただし「安物はダメで高級品が正解」という話ではない(実際、この後シモンズの上位モデルを試しても、価格が上がるほど自分の好みに比例して良くなるわけではなかった。詳しくは後述)。あくまで、価格だけでなく寝心地を左右する要素をきちんと確認しないと後悔する、という自分の失敗から来ている実感だ。この経験も、シモンズを実際に寝比べるまで検討した背景の一つになっている。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋で感じた、価格帯を超えた寝心地
コートヤードは、マリオットの中では中価格帯に位置づけられるブランドだ。リッツ・カールトンやセントレジスのような最上位ブランドではない。
だからこそ、コートヤード・バイ・マリオット名古屋に泊まったときの寝心地には正直驚いた。このブランド・この価格帯にしては、自分にとって非常によく合う寝心地だったからだ。高級ホテルだから良かった、という単純な話ではなく、「価格帯が高ければ自分にとって一番良いというわけではない」と身をもって感じた経験だった。ホテルの公式ページでは客室のベッドが「Simmons」製であることは案内されているが、具体的なモデル名までは公表されていない。
気になったので、宿泊時に実際にベッドのタグを自分で確認し、撮影していた。

このMODEL表記(ACPTH02XT118302030)は、市販されているカスタムロイヤル ニューフィット(AA21011)とは異なる。型番が一致しない以上、同一の販売モデルだとは断定できない。シモンズ公式のQ&Aによれば、ホテル向けに納品しているマットレスは市販品と仕様が異なり、寝心地の近い市販品の案内は個別の問い合わせで行っているとのことだ。対応関係が一覧で公開されているわけではない。
なお記憶ベースの話になるが、コートヤードのベッドには、マットレス本体とは別に、シーツの下に厚みのある寝具(トッパーのようなもの)が敷かれていた。ただし製品名・メーカー・正式な種類は確認できておらず、「トッパーだった」と断定はできない。シモンズ公式のQ&Aでは、マットレスの上にベッドパッド・シーツを重ねるのが基本の構成とされている(汗がマットレスに直接しみ込まないようにする役割)。これは一般的な説明であり、コートヤードで実際に使われていた寝具を特定するものではない。
私が感じたこと
ホテル向けマットレスと市販のカスタムロイヤル ニューフィット(AA21011)が同一製品だとは考えていない。品番も一致しないし、シーツの下にあった別の寝具の影響も否定できない。
ただ、ショールームで寝比べた中では、カスタムロイヤル ニューフィットがコートヤードで印象に残った寝心地に最も近かった。
シモンズのショールームへ、実際に寝比べに行った
「なぜあのベッドが良かったのか」が気になり、シモンズのショールームへ足を運んだ。展示されているマットレスを一通り試寝し、カスタムロイヤル・カスタムロイヤル ニューフィット・ニューフィット系の柔らかいモデルに加えて、ビューティレスト リュクスのアルティメイトピロートップのような上位モデル(100万円級を含む)まで、実際に寝比べてみた。
寝比べて感じた違い(あくまで本人の体感)
ここから先は公式スペックではなく、実際に寝比べたときの自分の体感だ。人によって感じ方は変わる。
カスタムロイヤル
やや硬め。下から押し返す感覚が強い
- カスタムロイヤル ニューフィットより、下から押し返す硬さをやや強く感じた。自分には少し硬め
ニューフィット系(柔らかいモデル)
柔らかいが、支持感までは感じなかった
- 柔らかさそのものは確かに感じる
- ただ柔らかさが先に立ち、カスタムロイヤル ニューフィットのような「柔らかさ+下からの支持感」のバランスまでは感じなかった
カスタムロイヤル ニューフィット
柔らかさと支持感のバランスが最も良かった
- 表面は心地よく柔らかいのに、その下から身体を支える感覚がある
- コートヤードで感じた寝心地に、体感として非常に近かった(ただしホテル品と市販AA21011は同一製品ではない)
- 自分が試した中で最も好みで、購入候補にしている
ビューティレスト リュクス(上位モデル)
質感は高いが、自分にはベッドが高くなりすぎる
- 質感や作りの良さは感じた
- 価格が高いほど自分の好みに比例して良くなるとは感じなかった
ベッドの高さは、自分がもともとローベッド寄りの寝床を好むという、個人の好みの話だ。アメリカのホテル等にある、マットレス+土台で寝面がかなり高くなるベッドは苦手で、ビューティレスト リュクス系はマットレス自体が厚く、この「寝面が高くなる」ことも自分にはマイナスだった。製品の優劣ではなく、あくまで自分の好みの問題として書いている。
カスタムロイヤル ニューフィットとは何か(公式情報)
カスタムロイヤルと同じビューティレスト プレミアムシリーズの中で、コイルの線径を細くし、ピロートップ構造を加えたモデル(シモンズ公式サイトで確認)。私の体感で一言なら、柔らかい当たりなのに、沈み込むだけではなく下から支えられる感覚があるモデルだった。
体感の話とは別に、公式に確認できる3モデルの違いを表で整理する。
主要3モデルの比較(シモンズ公式サイトで確認、2026-09-14再確認)
| カスタムロイヤル | カスタムロイヤル ニューフィット | アルティメイトピロートップ | |
|---|---|---|---|
| シリーズ | ビューティレスト プレミアム | ビューティレスト プレミアム | ビューティレスト リュクス |
| 型番 | AA21021 | AA21011 | AA21LU1 |
| Sサイズ価格(税込) | 412,500円 | 412,500円 | 781,000円 |
| 厚さ | 約35.5cm | 約35.5cm | 約41.5cm |
| コイル構造 | 8.25インチ ポケットコイル | 8.25インチ ポケットコイル | 5.5インチ+4インチ コイルonコイル |
| コイル線径 | 1.9mm | 1.7mm | 1.7mm(上段)/1.2mm(下段) |
| ピロートップ | なし | あり | あり |
| 公式が説明する寝心地 | コイルのサポートを感じられる寝心地 | 包み込まれるような寝心地 | 上下2層のコイルで体圧を受け止め、分散する寝心地 |
| 私が試した体感 | やや硬め。押し返す感覚が強い | 柔らかさと支持感のバランスが最も良かった | 質感は高いが、ベッドが高くなりすぎる |
カスタムロイヤルとカスタムロイヤル ニューフィットは、Sサイズ価格も厚さも同じだ。違うのはコイルの線径(1.9mm→1.7mm)で、それに伴って公式が説明する寝心地も「コイルのサポートを感じられる」から「包み込まれるような」に変わっている。この記事の核心は、この一段柔らかいモデルが自分には一番合っていた、という点にある。
硬さの目安(シモンズ公式サイトの各商品ページの表示による、2026-09-14確認)
公式サイトの各商品ページに表示されている、硬さ⟷柔らかさの目安の位置関係を、この記事用に簡易的に再構成したもの(画像の転載ではない)。実際の感じ方には個人差がある。
コイルの線径が細いほどしなやかになりやすいが、体感の硬さは線径だけでなく詰め物やキルティングなど複数の要素で決まるため、「線径が細いから柔らかい」と単純には断定できない。
48万円台は高いのか、1日あたりで考えてみる
自分が実際に購入候補として検討しているのはダブルサイズで、Yahoo!ショッピングの特定の販売ページで確認した価格はおおよそ489,500円だった(本人が確認した特定販売ページの価格例であり、公式価格ではない。公式価格は後述の一覧を参照)。48万円台というのは、単純に高い。
車とマットレスは目的が違うので、単純な価格比較ではない。それでも「毎日これほど長時間、身体を預けるもの」という使用時間の視点で見ると、48万円台への投資は単に「高い家具」とだけ考える必要はない、と感じている。
実際の耐久年数を保証するものではなく、あくまで単純な試算だ。「だから買うべき」とは言わない。あくまで価格の見方の一つとして書いている。
新品を選びたい理由
中古PCについては、自分は「型番と状態が分かれば中古も十分合理的」という記事を書いている。しかしマットレスについては、新品を第一候補にしたいと考えている。
理由は主に次の通りだ。
- 毎晩長時間、直接体が触れるものであること
- 寝汗や湿気の影響を受けやすいこと
- 前の所有者がどんな環境で使っていたか分からないこと
- へたりや使用感を、外から見ただけでは判断しにくいこと
- 買い替え頻度が低く、長期間使う前提の商品であること
これは「中古マットレスが不衛生で危険」という断定ではない。あくまで自分がこの商品で新品を優先したい理由であり、他の商品(PC等)とは判断基準が違う、という一人の考え方として読んでほしい。
体格・好み・寝姿勢によって感じ方は変わる
ここまで書いてきた体感は、あくまで自分の体格・好み・寝姿勢での話だ。仰向け寝か横向き寝か、体重や体格によって、同じマットレスでも感じ方は変わってくる。
「カスタムロイヤル ニューフィットが誰にとっても最高」とは言わない。「絶対に後悔しない」とも言わない。言えるのは、「自分には一番合った」ということだけだ。購入候補にしているなら、一度自分で実際に寝てから決めてほしい。
どこで試せるか
サイズ展開(シモンズ公式)
カスタムロイヤル ニューフィットは、標準サイズ(長さ195cm)でシングル412,500円からキング660,000円まで。シモンズ公式サイト表示の税込価格で、2026-09-13時点の確認(2026-09-14に再確認)。長さ210cmのロングサイズも用意されている。
全10サイズの税込価格(シモンズ公式サイト表示、2026-09-13確認・2026-09-14再確認。型番はいずれもAA21011)
| サイズ | 幅 | 長さ | 厚さ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| シングル(S) | 97cm | 195cm | 35.5cm | 412,500円 |
| セミダブル(SD) | 120cm | 195cm | 35.5cm | 423,500円 |
| ダブル(D) | 140cm | 195cm | 35.5cm | 473,000円 |
| クイーン(Q) | 152cm | 195cm | 35.5cm | 489,500円 |
| キング(K) | 180cm(90+90cm連結) | 195cm | 35.5cm | 660,000円 |
| シングルロング(SL) | 97cm | 210cm | 35.5cm | 484,000円 |
| セミダブルロング(SDL) | 120cm | 210cm | 35.5cm | 495,000円 |
| ダブルロング(DL) | 140cm | 210cm | 35.5cm | 544,500円 |
| クイーンロング(QL) | 152cm | 210cm | 35.5cm | 561,000円 |
| キングロング(KL) | 180cm(90+90cm連結) | 210cm | 35.5cm | 731,500円 |
実際の販売価格は店舗・時期・ポイント等により変動するため、購入前に必ず最新の価格を確認してほしい。
サイズを選ぶときは、値段だけでなく次のような点も確認しておくといい。
- 一人で使うか、二人で使うか(一般に、セミダブル以下は一人向け、ダブル以上は二人向けとされることが多い)
- 手持ちのベッドフレームのサイズと合っているか
- キングは90cm幅のマットレス2枚を連結する仕様。中央の継ぎ目が気になる人は、購入前にショールーム等で実物を確認したい
- 搬入経路(部屋のドア・廊下・エレベーター等)
自分自身は体格が大きめで、寝返りの打ちやすさや圧迫感、部屋とのバランスも考えてサイズを選んでいる。ただ、これは自分の体格・部屋での話であり、「身長〇〇cmならこのサイズ」というような一般化はしない。寝心地と同じで、サイズも実物で確認するのが一番確実だと思っている。
どこで買うのが合理的か
ネットだけで数十万円の買い物をしないこの記事を読んで気になっても、写真や説明だけで購入を決めないでほしい。まず実際にショールームで試寝し、自分に合うと確認できてから、サイズと価格を比較するという順番をすすめる。
以下のリンク先は、Yahoo!ショッピング・楽天市場それぞれで、同じ型番(AA21011)・新品・正規品であることを確認した上で、送料を含めた支払額やポイント還元も考慮し、私が確認した時点で合理的だと思った販売先を選んだものだ(最終確認日: 2026-09-14)。表示価格だけでなく、送料・ポイント還元を含めた実質負担額で比較してほしい。価格やポイント還元は変動するため、「ここが常に最安」とは言わない。
価格・ポイント・在庫状況は販売ページ側で変動するため、このグリッドには価格を固定表示していない。最新の価格は遷移先で確認してほしい。
価格・在庫の最新情報は、シモンズ公式の製品ページで確認できる。
まとめ
高いマットレスが、誰にとっても一番良いわけではない。自分の場合は、ブランドの価格帯としては控えめなコートヤード・バイ・マリオット名古屋のベッドが最も印象に残り、実際にショールームで寝比べてみて、最終的に一番好みだったのはシリーズの最上位モデルではなくカスタムロイヤル ニューフィットだった。
これは「このマットレスを買えば正解」という記事ではない。毎晩長時間、体を預けるものだからこそ、値段や口コミだけで決めず、自分の体で確かめてから判断してほしい——ということを伝えたくて書いた記事だ。
この記事の調査方法
マリオットでの宿泊実績(本文参照)、コートヤード・バイ・マリオット名古屋での宿泊体験・タグの撮影、シモンズのショールームでの試寝体験は、いずれも本人の実体験・本人撮影に基づく。製品の構造情報(型番・コイル仕様・キルティング・サイズ展開・公式価格等)はシモンズ公式サイト(simmons.co.jp)で直接確認した(2026-09-13、affiliateリンクの価格は2026-09-14に再確認)。コートヤードで確認したタグの品番は市販のカスタムロイヤル ニューフィット(AA21011)とは異なる表記であり、公開情報からは両者の対応関係を確認できていない。本記事の「寝心地が近い」という記述は、あくまで本人の体感によるものであり、両者が同一製品であることを示す公式な情報ではない。
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